藤崎竜作品集1 PSYCHO+(サイコプラス)

藤崎竜作品集 1 (1) (集英社文庫 ふ 26-1)
藤崎 竜
集英社
売り上げランキング: 9221
おすすめ度の平均: 5.0
5 フジリューの原点

緑の髪と少年と不思議なゲームの関連性は
生まれつき髪と瞳が緑色の中学生・綿貫緑丸。
彼が偶然手に入れた謎のソフト「PSYCHO+」をプレイしたとき。ゲームの中で木を動かすと本物の木も動いてしまうという信じられない事態が起きた!
緑丸にしかできないこのゲーム…「PSYCHO+」に隠された人類の存亡にかかわる重大な秘密とは!?
(広告のあらすじより)

フジリュー初の連載作品。コミックスは全2巻。
文庫の表紙は2巻表紙の水の森ちゃん(ヒロイン)。しおりの絵柄は1回目カラーの緑丸と水の森ちゃん。
サイプラ本編の他に読みきり「DIGITALIAN(デジタリアン)」と書き下ろしあとがきを収録。

92年の作品、もうかなり前なのに、ゲームだったり、PCとかセキュリティシステムの描写が古くないのがすげぇ。緑丸はフジリュー主人公の中ではかなり普通に共感できる子なんじゃないかな、水の森ちゃんとの関係の進展だったりも丁寧に描かれていくのも、繊細な絵柄も相まって(・∀・)イイ!! 最後2話のSF的な盛り上がりもすてきだし、ラストシーンの清清しさも良い!
けどまぁ若いとはいえフジリュー作品なのでまわりのキャラがww個性的というか、いい意味で電波ですww
あと読みきりは「DIGITALIAN」これはフジリュー読みきり作品の中で1、2を争うくらいに好きな話なので収録嬉しいな!これもゲームぽい作品。王道RPGぽい話なんだけど魔法の設定が独特だったり、展開がすっごい上手いんだけどジャンプ的でフジリューぽくないというかww 特に魔法の設定が楽しい。プログラミング用語とか出てくるので、、、、情報処理の授業(プログラミング)が楽しくなった思い出があったり、、、w 心理描写やアクションだったりカタルシスのバランスがすっごいいいんだよなー。名作だと思ってます。