藤崎竜作品集2 サクラテツ対話篇

藤崎竜作品集 2 (2) (集英社文庫 ふ 26-2)
藤崎 竜
集英社
売り上げランキング: 9795
おすすめ度の平均: 5.0
5 評価は分かれるが

大都会の一等地に住む桜テツ。
彼は家の維持のため金の亡者となり、バイト三昧の日々を送っている。その家に、突然、未来からの侵略者が現れた!! さらに宇宙海賊、地底の皇帝までもが現れて大乱戦に突入し!?

封神演義」終了後の連載。コミックスは全2巻。
文庫の表紙は上巻表紙のテツ、しおりは下巻表紙のアリス。
本編の他に、書き下ろしあとがきを収録。

ジャンプ本誌で読んでた当時は、他の人たちと一緒で「え…キャラとか絵とかいいけどちょっとこのギャグとか、、、ぶっとびすぎててついてけない!!」と思ったのだけれども、それから数年して、コミックスを一気に読んだら「え。。。!?面白いじゃん!」となった作品ww
Amazonのレビュー見たらみんな似たような感じでワロタw

サクラテツ 対話篇 上巻 (1) (ジャンプコミックス)
藤崎 竜
集英社
おすすめ度の平均: 4.0
4 破天荒な展開
5 不思議で哲学なフジリューワールド全開
5 単行本で是非!!
4 読んでみては?
1 読み手を選ぶシュールギャグ
思うに人気作品だった「封神演義」の終了後だったから、読者がその影を追ってしまったというか、まさかここまで路線変えてくるとは思ってなかったのもあり、大多数の人がついていけないとなってしまったのかなぁ、という。
基本的にフジリュー作品はコミックスで読んだほうが楽しいんだけど、これはその最たる作品だろうなー。
また作品が前衛すぎる、、、ていうか意外と今位の時世…ラノベが流行ったり、電波キャラがまだ受け入れられたりするから、今やったら結構うけるのかもなー。(時々信者は時代がフジリューに追いついてないのではないかとおもうのです。。。それかフジリューが未来視すぎるのか、、、)
まぁ兎に角キャラの濃いしテンションが高いしストーリー脱力だし、哲学が元ネタだったり、SFだったり、メタな展開になったり、ぶっとんでたりなんだけど、根底に「家」「家族」「日常」があって、それがまたいい。さりげない団欒シーンなんかもすごく好き。
わたしが藤崎作品スキーの理由のひとつに「キャラクターが変に読者に媚びない」というのがあって、なんかこう世の中がどうであろうが自分は変態だ!的なwwいきなりご都合主義にいい人になったりしないし、言い訳もしないし、変に潔いw 自分に素直というか、、、それなので時々マンガ読んでてあるキャラクターの気持ち悪さみたいなのを感じることがない、それが好きだ。
そんなわけでアリスは藤崎作品1の萌えキャラだと思ってる。異論は認めないゾエ。